NPO法人化したわけ

NPO法人認証申請中の私たちの団体
最近改めてNPO法人とは、何かを考えることが増えました。

私たちがNPO法人化した最大の理由は
「障害者自立支援法のサービス提供事業所になるため」
簡単に言えば、法律に基づいた事業を開始するには
なんらかの法人格が必要が必要であったためです。

しかし、株式会社、社会福祉法人、NPO法人なんでも良いわけであり
NPO法人を選択したのには、しっかりと意味があります。

それは同じ志を持つ人たちと一緒に歩んで行きたかったから。
今後私たちと同じような夢にチャレンジする団体が増えれば
必ず、福祉が変わると思い、どんな団体でもより真似しやすく
よりチャレンジしやすいスタイルで夢を実現することが
今後の福祉の第一歩につながると考えたからです。

NPOには公共性という特性があります。
そして今後、事業を創設し経営をしていく中で
私たち会員間の思いだけを優先することが難しくなりつつあります。

10年前に障がい児の親が集まり活動を開始し
様々な悩みや思いを打ち明けながら助け合いながら
ある種、子育てサークル？親睦会？的な活動を展開しながら成長し
同じ悩みをある人も仲間に入れていこうと門戸を開く活動転換をし
今の法人があるわけですが、
最近、活動当初の親の思いを優先して寄り添いながら活動を
展開していくことが難しくなっています。

「来春に働く場を設立する」という長年の夢の実現に向けて
優先順位が変わってきたからという大きな理由があります。

この夢の実現のために10年間活動をしてきたので
この優先順位は間違っていないと思っています。

しかし、心苦しくも思うのも本音です。
今後、今までの親の会の性質は薄れていく可能性を高いです。
私たちは法人として事業を展開するという選択をしたのですから
それも仕方ないことなのかなと思うけれど、
法人の事業以外のところで、今までの関係を続けていければなあと思っています。

様々な悩みや思いを打ち明けながら助け合いながら
ある種、子育てサークル？親睦会？的な活動を展開をする
そんな活動を活動開始当初、しっかりと展開してきたから
今の事業にしっかりと向き合えるのかもしれないとも思う今日この頃。

なんだか長々と思いを書いてしまいました。